⑦いざ、夫と会ってみる
夫と初めて会ったのは、吉祥寺。
…なんて言うとキラキラ✨してる二人のように感じるが
お互い好きな町でも何でも無く、双方の中間地点位だった、というだけ。
(地下鉄の駅に住んでいたので、乗り入れのない三鷹以西には行きたくなかったと記憶している。笑)
予約した居酒屋が20時過ぎからだったので、居酒屋の前にドトールで暇を潰したのだけど。
そのドトールで、吉祥寺の市外局番の話になった。
吉祥寺のある武蔵野市って市外局番4桁ですよ。
私の地元(東京からは飛行機の距離)だって3桁なのに。
みたいなことを話したところ。
夫は
いや、武蔵野市って他の多摩地区と一緒に、数年前に市外局番3桁になりましたよ、確か。
と主張する。
私
そうなんですか?私、東京来てそんな経ってないけど4桁イメージですねーいつなんですかねー変わったの?
夫
いや、結構前→数年前に変わった気がしますよ
いや、多分4桁に違いないと思うんだけどなー。
と思って、その場で武蔵野市のHPを検索。
私
ほら、これ。武蔵野市のHPだと、電話番号まだ4桁ですよ😏
と、相手に見せつける。
…
(心の声)
やっちまったなー( ; ゜Д゜)
会話には勝ったけど、何というか、女子としての可愛げが皆無だわ!!
マイナスイメージだろうし、もうこの人とはお茶することも無いだろう…
ま、仕方ない、別にいいけどさっ。
…
…
とりあえず、その後の居酒屋では緊張しつつも楽しく過ごし。
駅までの帰り道にて。
「あの、とりあえず付き合ってみませんか?」
はっ?
この人、ドトールで言い負かされて、
そもそも私の都合で(その日も仕事だった)土曜日の20時待ち合わせにされて、
どうして付き合おうと思ったんだ!?
「はあ…まあ…とりあえず、なら…」
みたいな感じで返事をした気がする。
しかしながら、今一つこの展開に付いていけず
「最近の若い者はすごいなあ…」
「この人は猪年なんだろうか…猪突猛進…」
と、ぼんやり考えていた。